代謝酵素とは
酵素には様々な種類がありますが、中でも健康な体を維持する上で重要な働きをするのが、代謝酵素です。代謝酵素と言う名の通り、この酵素には体の新陳代謝を促して健康を保つ働きがあります。また免疫力を上げて病気を防いだり、病気を改善するなどの作用もあります。
人間が呼吸できるのは代謝酵素のおかげであり、代謝酵素によって心臓を稼働させ、血液を全身に送ることも可能となるわけです。このように、私たちの健康維持のためになくてはならない代謝酵素ですが、この代謝酵素と相互関係にあるのが消化酵素です。
食べた物を消化して栄養に変えてくれるのが消化酵素ですが、食べ物の消化に必要な消化酵素の量は一定ではありません。食べ物には消化しやすいものとそうでないものがありますが、消化酵素の消費量も食べた物によって変化します。たとえば脂っこいものを食べた時には、通常よりも多くの消化酵素が消費されると言われています。
多くの消化酵素が使われることで体内の酵素の数が減ると、代謝酵素が不足することに繋がります。消化酵素と代謝酵素は相互関係にあるため、消化酵素が多く消費されると、その分代謝酵素にも影響があるというわけです。
このことから、消化酵素を使いすぎることは、代謝酵素不足を招くことがお分かりいただけるでしょう。代謝酵素が不足するということは、すなわち免疫力や回復力の低下につながり、病気がちな体を作ることになってしまいます。こうならないためには、普段から脂っこい食事や消化の悪い食べ物を控えめにすることが大切です。
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